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実績
『修復は紡ぎだす詩』

ティナ・グレッテ・プールソン (著)
鳥海 秀実 (監訳)
岡墨光堂/杉下 彩 (翻訳)
三好企画 2014年
本書は、絵画修復の工程のひとつである「補彩」に焦点を絞った、現オスロ国立美術館紙本絵画保存修復専門家であ る著者、ティナ・グレッテ・プールソンの実習生時代の研究論文を日本語訳したものです。国内外を含め紙本絵画 作品の「補彩」に関する文献は極めて少なく、いまだ研究段階にあることから、鳥海(大竹)秀美、杉下彩両氏の協力のもと、弊社創立 120 周年記念事業の一環として社内有志が翻訳を手掛けました。
1900 年以降の西洋における紙本絵画修復を中心に、版画や素描など紙本作品の補彩の歴史から、倫理的課題、様々な実践的補彩方法、デジタル復元の応用までの考察を、カラー図版と用語解説を含め解説した専門書です。